2006年9月20日 接見室で聞こえる声
編集が終わると、僕は妻のバレエ公演「ソワレ」のドキュメンタリー撮影のために、東京の稽古からパリ公演と密着取材の日々となった。その間、映画の仕上げスタッフは音楽録音を含めたダビング(音楽を入れたり、同録したセリフや現場のノイズを調整したり、効果音を足したりして、映画の音を完成させる)の準備。そして、9月20日から僕も加わってのダビング作業が始まった。
さて、写真は、接見室の撮影で使ったアクリル板をスタジオに持ち込み、アクリル板越しに聞こえてくる声を再現するために録音部が工夫してくれた仕掛けである。つまり、同録した声をアクリル板越しに流して、それを録音しようというもの。こうすることで、よりリアルにアクリル板越しの声を再現できると考えた。このセリフの聞こえ方の成果はぜひ映画館で確認してほしいけど、この透明な薄いアクリル板に隔てられた向こうとこちらがいかに遠い存在となるか、ぜひ実感してください。
Posted by 周防 正行 22:12 | 固定リンク

