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2007年2月24日 (土)

2006年7月1日 のし紙

100_1484 さて、大詰めの判決言い渡しシーンの撮影を終えた午後10時半、スタッフルームに足を運ぶ。何しろ濃〜い一日だったので、そのまま家に帰る気にもなれず、しばし休憩。ふと壁を見上げれば「のし紙」の数々。時計の右側にも貼ってあるので、壁一面がのし紙となっている。今回の撮影で陣中見舞いをしてくださった方々のものなのだが、映画業界ではこうしてスタッフルームにのし紙を貼り、みなさんの応援を忘れないように日々仕事をしているのでした。今日もたくさんの人が来てくださったのに、お礼も言えず申し訳なかったなあ、と反省しながら、それでも無事撮影が終わったことに感謝しつつ、まだ仕事をしている演出部と製作部のみなさんには申し訳ないけど、お先に帰らせていただきました。

Posted by 周防 正行 13:16 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | トラックバック (2)

2007年2月20日 (火)

2006年7月1日 円形移動

100_1460 S#114第12回公判の撮影。
この日は、陣中見舞いにたくさんの人が来てくださった。ところが僕としては、一瞬たりとも集中を途切らせたくなかった重要なシーンだったので、一日中法廷のセットに立てこもり、どなたにも挨拶しなかった。なんと失礼な。この場を借りてお詫びいたします。さて、昨夜、栢野さんと打ち合わせをし、判決理由を聞く徹平を円形移動で撮ることにしたのだが、栢野さんが「あれがいい!」と閃いた円形移動車が、昨日の今日にもかかわらず、借りることができました。実はこの移動車、映画『麻雀放浪記』で和田誠監督が、麻雀卓の周りを回りながら撮るために特注して作ったものなのだ。その円形移動車がなんと証言台の周りを回ることになるとは! この場を借りて、和田誠監督にお礼を申し上げます。こうして撮影技術は日々、人から人へと伝わってゆくんですね。和田監督、ぜひ映画を観てください。

Posted by 周防 正行 21:44 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | トラックバック (2)

2007年2月19日 (月)

2006年6月30日 第9ステージの全貌

100_1445 S#109第11回公判 徹平の意見陳述のカットを撮影し終わり、明日はいよいよ大詰めの判決言い渡しシーンだ。そこで撮影の栢野さんと二人セットに残って、どう撮影するかの打ち合わせとなった。僕が円形移動の提案をして、栢野さんが急きょ機材の発注をすることでこの日は別れたが、スタジオを出るときにふと振り返れば、そこには東洋一の大きさと言われる東宝の第9ステージが広がっていた。そこにはもう法廷のセットしかないが、その他の場所には警察の留置場から、同行室、副検事室、アティカス法律事務所とこの映画のあらゆるセットが建っていたのだ。まさに、「強者どもが夢の跡」である。

Posted by 周防 正行 12:04 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | トラックバック (0)

2007年2月13日 (火)

2006年6月29日 記念撮影の看板

100_1388 毎日の撮影は空前絶後に順調に進み、ついに終盤のS#98第7回公判へと進んでいた。これ以降、役者さんがどんどん撮影を終えていなくなってゆくので、この日の昼休み、スタッフ・キャストの記念撮影をすることに。記念撮影用の看板を書いてくれたのは、達雄役の山本耕史さん。それにしたって彼は多才だ。待ち時間には、手品でみんなを楽しませつつ、巧みな話術で雰囲気を作ったり、撮影では積極的にアイデアをだして、僕を助けてくれた。さて、看板の右端で、口をとんがらかした眼鏡男が僕なんですけど、これは今回のメイキング監督・七字幸久画伯によるもの。癪に障るけど似てんだよな・・・・・

Posted by 周防 正行 14:50 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | トラックバック (2)

2007年2月 7日 (水)

2006年6月27日 劇用ノートに落書き

100_1335 S#88第5回公判の撮影。
法廷のセットに置いてあるものも、本物の法廷と一緒のものを全て揃えてある。写真のノートは書記官・近藤(佐藤恒治さん)がいつも裁判中に広げている大学ノートだ。このノートはその中身が撮影されることはないので、いろいろな役者さんが、待ち時間などに好き勝手に書き込みをしていた。これがけっこう笑えたりする。他の仕事で共演した役者さん同士が交換日記よろしく使ったり、撮影の感想やら、誰かの似顔絵を描いたり、今後も頑張っていきましょうなど、スタッフ、キャストに呼びかけたりしていて飽きない。まあ、監督もときどき読みますので、セットでの落書きは気をつけて書きましょう!

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2007年2月 5日 (月)

2006年6月25日 机に仕込むライト

100_1291 S#80第3回公判も大詰め、裁判官の補充質問の撮影。
遮蔽板に遮られた被害者の左斜め後方にある長イスに座る徹平(加瀬亮さん)をライティングするために、カメラの死角になる場所、弁護士側の机の脇に小さなライトを仕込んでいるところ。作業をしているのは、照明助手の土井本さんと根本さん(顔が映ってなくてゴメンナサイ)。ライティングをするときはスタンドインがいるのだが、この日の徹平のスタンドインは助監督の是安さん。
 照明部や録音部など、その機材が画面に映ってしまっては困るパートは、あらゆるカメラの死角を利用して、様々な種類の機材をワンカットごとに仕込んでゆくのだ。ワンカットの画の中には、実は隠されたものがたくさんあるのです。その隠されたものによってこそ、被写体がきちんと存在するようになる、ということですね。

Posted by 周防 正行 12:31 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | トラックバック (1)