"周防正行の「いつもデジカメ撮ってます」"終了のお知らせ
長い間応援していただき、誠にありがとうございました。"周防正行の「いつもデジカメ撮ってます」"はここでひとまず終了となります。なお、引き続き下記のサイトで閲覧は可能ですので、ぜひご覧ください。(スタッフ)
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http://blog2.soreboku.jp/
Posted by 周防 正行 13:21 | 固定リンク | トラックバック (0)
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年が明け、公開前最後の地方キャンペーンは富山。前日は金沢での宣伝を終えたあと、ホテルで8本の原稿直しをして、寝たのは午前4時半。思えば地方キャンペーンは、地元メディアの取材を受け、試写会での舞台挨拶を終えホテルに戻るとメールで送られてきた以前受けた取材原稿直しで平均睡眠時間が4時間程度となるハードな日々だった。この日も4時間寝て起きると富山への移動となり、お昼に着くと、蕎麦屋「村田家」で昼食。とはいえ、一見何の変哲もない普通の蕎麦屋。氷見うどんでもないし、僕の知らない富山名物ということでもないらしいのだが、当地の宣伝担当の方が連れてきて下さったそのわけは? 食べて納得。僕が頼んだ餅入りうどん鍋は、絶品だった。出し汁が甘くもなく辛くもなく程が良く、うどんも柔らかいけどもちもちしていて僕好み、それで750円?(メモが消えかかっていて正確な数字ではないかもしれない)というのは安すぎる! でもねえ、ここまで食べ物シリーズを書いてくると、ようするに、僕は鍋が好き、なだけだったりして・・・・
今回のキャンペーンを通じ、改めてたこ焼きとポップコーン、そして鍋物にも目がない自分に気がついたのである。過酷ではあったけど、まだまだ全国には隠れた「美味」が存在することを教えてくれるキャンペーンでもあった。色々な場所で、温かく僕と映画を迎えて下さった多くの方に、心より感謝。
Posted by 周防 正行 12:14 | 固定リンク
12月19日(火)、午前中に東北大学で、東北大学模擬裁判実行委員会の学生達と質疑応答をしたあと、飛行機で大阪へ。夕方、東宝関西支社で朝日新聞の取材を受けると、ハードな一日をねぎらってくれるように、「ふぐ」の夕食。その後、「ぴあ試写会」で舞台挨拶と質疑応答を終え、ホテルへ戻るとすぐに取材原稿のチェックと仕事は続く。原稿直しの途中、午前0時。それにしても俺は今、あの大阪にいるのだと思うと、いてもたってもいられなくなり、東宝関西支社の豊澤君に電話。「たこ焼きくいてぇ〜」と雄叫びをあげれば、すぐさまホテルに豊澤君が来てくれた。彼に連れられ行ったお店が、「この時間、この近くだったらここがベスト」の「味穂」。深夜だというのに、豊澤君と東京から一緒に来ている本社宣伝部の是枝君との三人で、土手焼き、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、カレーあんかけたこ焼き、しそ巻あげたこ焼き、チーズ風味たこ焼きと邪道たこ焼きも含め、大阪名物を食い倒す。とはいえ、やっぱり一番うまいのは、何といっても正統派たこ焼きだ。愛おしいたこ焼きの艶姿を接写した最高のショットがこれだ!
Posted by 周防 正行 11:08 | 固定リンク | トラックバック (1)
小津安二郎監督の誕生日にして命日のこの日、静岡キャンペーンで夕食にはうな重を食べた。その後静岡東宝会館で舞台挨拶を終えたのが、午後9時45分。通常ならご当地泊まりとなる時間だが、翌日は岡山なので、途中行けるところまで行っておこうと新幹線の最終で名古屋へ。名古屋着は午後11時半。名古屋で出迎えてくれたのは中部東宝の大野さん。夕食のうな重はほぼ消化され、お腹は空きぎみ。そこで大野さんにリクエストしたのが、噂のうどん「手打うどん龍」のカレー煮込みうどんだ。早い話が、カレー鍋焼きうどんである。名古屋といえば味噌煮込み、と思っている人にキツ〜イ一撃となる名古屋の隠れ名物煮込みうどんは噂通りの絶品だった!しこしこ固めのうどんにじっくり煮込まれたカレーソースが絡みつき、半熟卵が絶妙なマイルド感を醸し出す辛くて優しい滋味溢れるコクが勝負のカレー煮込みうどんに涙する。その店内に溢れる人々は、クラブのお姉さまとそのお客様といった方達。ここ名古屋では、お店が終わったそのあとに、すし屋でも焼き肉屋でもなく「カレー煮込みでも食べにゆくか」と男たちはお姉さまを誘うらしい・・・・。
Posted by 周防 正行 12:06 | 固定リンク | トラックバック (0)
地方キャンペーンの楽しみの一つは、ご当地の味である。しかし、これからシリーズで紹介するのは、ご当地「隠れメニュー」と言ってもいい「思わぬ食の拾い物」である。その「予想もしなかった美味しすぎるもの」特集第一弾は、高知「新阪急ホテル」の中華レストラン「白楽天」ランチメニュー「土鍋石焼きビビンパ風麻婆豆腐丼」だ! 高知空港から新阪急ホテルにチェックインして、たったの30分しかない昼食という慌ただしさ。だからチェックインしたホテルの中華レストランなのだろうと理解した。しかし、いくら時間がないといっても、高知で中華である。なんだか寂しい、と思いつつテーブルにつき、ランチメニューの中から何気なく選んだのが、このマーボー丼。ところがこれが、なかなかこない! 失敗した。ランチメニューだから早いと思ったのに。残り5分というところでようやくやってきた。早く食べねば、だけど熱い!のであるが、これがうまい! 間違いなく、この50年の生涯で食べたマーボー丼の中で一番だ! おかげで僕は、この日以来、高知と言えば「マーボー丼」という人になってしまった。
Posted by 周防 正行 19:24 | 固定リンク | トラックバック (0)
10月6日、映画の制作に携わったスタッフ、キャストが集まり、『それでもボクはやってない』の初号試写。ようやくここに約3年と10ヶ月前に取材をスタートさせた映画作りの全てが終わった。そしてここから本格的な映画宣伝がスタートするわけなのだが、同時に僕は妻のバレエ公演『ソワレ』のアジアツアー、日本ツアーに帯同。日本ツアーの合間には、映画の地方キャンペーンも組み込んで、この11年でもっとも忙しい年の、さらに忙しい数ヶ月を過ごすこととなった。とりあえず今回の写真は、12月2日の函館キャンペーンで出会った「MOUMOUTAXI」だ。冗談じゃなく、こいつが町を走ってる。ワゴンの「MOUMOUTAXI」なんか、乳牛そのものだ。思い起こせば、かつて演出したテレビドラマで、北海道を走り回るワゴン車に「牛」ペイントをしようとしたことがある。ところが、プロデューサーに「やりすぎでしょ」と反対され実現できなかった。少し早すぎた提案だったのかもしれないが(現実には、お金の問題だった、ということかもしれませんが)、事実は小説より奇なり、ということですかね。
Posted by 周防 正行 19:39 日記・コラム・つぶやき, 映画についてTBしよう!, 映画・テレビ | 固定リンク | トラックバック (5)
ついにダビング終了。音を入れながら、編集も微調整して、この日の時点で尺は、2時間23分31秒となった。写真はダビング・ロール表。映画全体を8つのロールに分け、毎日1ロールを目安に、音を整えていった。具体的には、スタジオのスクリーンに映画を上映し、音楽を入れるタイミングを計りながら、セリフの音量やそれぞれのシーンの場所のノイズ、喫茶店のBGMから効果音といったもののバランスを試しつつ、6〜7回のテストを繰り返して、本番収録となる。本番OKで表のロール分けされた終了部分を赤い斜線で消す。まったく、映画制作はいつでもどこでも「終われば消す」という作業の繰り返しだ。
テストを見ながら、音楽を入れるかどうか決定したり、入れるタイミングを試したりするのが僕の主な仕事だが、効果音にリアリズムではない音の使い方もした。そう、今回の映画のテーマは「リアル」といいながらも、「音」に関しては、ありのままの音というより、ある効果を狙った使い方をしている部分もある。喫茶店のBGMといった店内音楽以外に、映画音楽を流すことも「リアル」ではない。リアルではない「音」が出てくることで、映像がより「リアル」になるという音の不思議。映画は、最後の最後、「音」を仕上げて完成となる。とはいえ、撮影監督にはこれからフィルムをどんな色調で仕上げるかという最後の仕事が待っている。まだまだ映画は完成ではないのだが、僕ができる仕事は、ほぼ今日で終わった、と言っていいだろう。
Posted by 周防 正行 14:30 | 固定リンク | トラックバック (2)
編集が終わると、僕は妻のバレエ公演「ソワレ」のドキュメンタリー撮影のために、東京の稽古からパリ公演と密着取材の日々となった。その間、映画の仕上げスタッフは音楽録音を含めたダビング(音楽を入れたり、同録したセリフや現場のノイズを調整したり、効果音を足したりして、映画の音を完成させる)の準備。そして、9月20日から僕も加わってのダビング作業が始まった。
さて、写真は、接見室の撮影で使ったアクリル板をスタジオに持ち込み、アクリル板越しに聞こえてくる声を再現するために録音部が工夫してくれた仕掛けである。つまり、同録した声をアクリル板越しに流して、それを録音しようというもの。こうすることで、よりリアルにアクリル板越しの声を再現できると考えた。このセリフの聞こえ方の成果はぜひ映画館で確認してほしいけど、この透明な薄いアクリル板に隔てられた向こうとこちらがいかに遠い存在となるか、ぜひ実感してください。
Posted by 周防 正行 22:12 | 固定リンク | トラックバック (0)
7月11日の最初のオールラッシュで2時間41分あった映画(最後に流す予定のクレジットタイトルを除いて)が、1ヶ月の編集を経て2時間20分になった。この日のラッシュを最後にしたいが、はたして「長い」と言われるだろうか?
緊張のオールラッシュが終わると、東宝・映画調製部の市川南さんが近づいてきた。「これ以上は、切れませんか」「ええ。これが限界です」「分かりました。これでゆきましょう」
市川さんの力強い言葉に、思わず笑みがこぼれた。
「クレジットを入れて、なんとか2時間23分台ということでお願いします」
「分かりました」と嬉しい僕。
さあ、やきとんだ!
照明の長田さん、撮影の栢野さん、そして編集部の菊池さんと助手さんを誘って、「高橋」のやきとんを食べにゆく。酒は飲めない僕だけど、酒のつまみは大好きで、とくに「高橋」のしろとキュウリの一本漬けは、夢にまで見る大好物なのだ!
Posted by 周防 正行 15:23 日記・コラム・つぶやき, 映画についてTBしよう!, 映画・テレビ | 固定リンク | トラックバック (1)
いよいよクランクアップ。最後の撮影となったのは、S#100高等裁判所・佐田事件控訴審・判決。この日、初登場にしてクランクアップとなる大和田伸也さんと、初めて大きな声で感情を露にする高橋長英さんの顔合わせ。傍聴席には私生活でも「ママ」の清水美砂さんが上手に赤ちゃんをあやして座る。クランクアップの日だけあって、スタッフの表情にも安堵とそこはかとない笑みが漂って、セットに華やかな賑わいを感じつつ、今日も順調に撮影は進んだ。本当に最後まで順調だったと感慨にふける間もなく終わると、「強者どもが夢の跡」の第9ステージ内で軽く打ち上げ。用意されたバーベキューやにぎり寿司に混じって、僕の大好きな「たこ焼き」も用意された。最後の最後まで制作部の心遣いに感謝!さあ、編集だ!
Posted by 周防 正行 19:25 日記・コラム・つぶやき, 映画についてTBしよう!, 映画・テレビ | 固定リンク | トラックバック (0)